脱毛クリーム
脱色による処理の方法は、脱色クリーム(薬剤)によって毛の色を脱色し目立たなくさせる方法です。
この方法の場合、毛はそのまま存在しますので、毛の除去にはあたりません。あくまでも毛の色を抜くことで黒い毛を目立たなくする方法になります。
この方法で処理している方は、他の自己処理に比べて圧倒的に少ないです。
脱色での自処理のメリット
メンズの脱色クリームは数少ないですが、インターネットやドラッグストアでも気軽に購入できるものとなっています。
価格も1500円以内が多くメンズ用もしくはレディース用ともに費用を抑えられます。
処理の方法も簡単で薬剤を脱色したい部分に塗布し、規定の時間やご自身の抜きたい色までの時間を目安に放置し、あとは薬剤を流すだけで処理が可能となります。
薬剤は1度に広範囲に塗布することが可能で、短時間で両足や両うでなど毛を薄く見せるには効果的な方法となっています。
1度脱色を行うと次の処理まで、期間を空けることが可能になり2週間に1度のペースなど毎日の処理が面倒くさい人にもおすすめです。
脱色での自処理のデメリット
脱色の効果を保てる期間はおよそ2週間ほどとされ、毛の成長スピードの速い方は脱色した下から今までと同じ黒い毛が生えてきます。
下は黒い毛、脱色した部分は金色。そうなってくると他人の視線も気になってき、また脱色を行うか、他の方法の自己処理を行わないと違和感が生じてきます。
意外に目立ってしまう脱色後の毛の色。脱色後の毛は、遠目から見るとあまり目立ちませんが、近くで見てみると毛はなくなっていないので金色の違和感のある毛が目立ってしまいます。
クリームの中にはさまざまな薬品が混じっており、お肌の弱い方でなくとも赤み、ただれ、かゆみなどが生じることがあります。中には敏感肌用のクリームもあるため、お肌の弱い方はそちらを選ぶ方がいいでしょう。
脱色での正しい処理方法
パッチテストを必ず行う 他の脱毛と異なり薬剤をお肌に塗布するため、お肌が弱い方も強い方も必ずパッチテストを行いましょう。お肌の強い方でも多くの薬剤が含まれているため、その中の1種類でも反応してしまうと肌荒れの原因につながります。
脱色する部位を清潔にする 脱色クリームを塗る前に、シャワーを浴びるか蒸しタオルなどできれいにしてから行うことをおすすめします。汗や皮脂の残ったお肌では、薬剤が反応しにくい可能性があるためです。
薬剤をしっかり混ぜる 薬剤を付属のヘラなどでしっかり混ぜましょう。ムラがある場合脱色する部分にもムラが生じる可能性があります。
塗布の時間は守る 脱色クリームの時間は箱や説明書に記載されていますので、必ず守るようにしましょう。効果を確実にしようと、長くする方がいらっしゃるかもしれませんが、お肌を痛める原因になりますのでやめましょう。
しっかり流す 時間になったらすばやく流しましょう。薬剤の流し残りがないように注意しましょう。
しっかり保湿をする お肌の状態をしっかり確認して、2~3日はいつも以上に保湿を心掛けましょう。
脱色クリームが使えない部分
脱色クリームは1度に広範囲に使用でき便利ですが、塗布することができない部位があります。
顔や首、乳輪周りやVIO周辺の敏感な部位
これらの部位は、薬剤による刺激が強すぎるため、たとえ敏感肌用であっても使用しないようにしましょう。
デリケートな部分ですので、肌荒れのリスクがあがり、顔の場合目や口に薬剤が入ると危険なため絶対にやめましょう。
脱毛前に脱色について
脱毛の施術の前に脱色を行ってしまうと、レーザー脱毛や光脱毛の施術を行えません。
この脱毛方法は、毛の黒色の色素(メラニン色素)に反応させて、処理を行うため脱色されたメラニン色素のない毛には反応しません。
脱毛前の自己処理は、電気シェーバーもしくはかみそりで行うようにしましょう。
脱毛クリームを使い続けている人
脱色クリームを継続して使用している人は、女性を含めても限りなく少ないでしょう。まず継続して使用するとお肌の状態が悪化してきます。定期的にお肌に薬剤を塗布するため、何かしらの反応が起きやすくなります。
特に冬場のお肌が乾燥している時期は、さらに乾燥を伴うので、カサカサになったり荒れやすくなってしまいます。
約2週間おきに脱色クリームを使用する労力があるのであれば、脱毛をオススメします。
脱色の場合、毛が減ることはないので一生続けることになるかもしれません。脱毛を行うと徐々に毛が減ってくるため、なくなると処理も必要になくなるのでお肌を痛めることもなくなるでしょう。